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ウォーミングアップ
■ウォーミングアップの効果

 体温が上昇することなどによって、筋肉が酸素を使いやすくなることや、伸び縮みしやすくなること、神経の伝達速度が速くなること、エネルギー効率が良くなることなどによって、パフォーマンスの向上・障害の予防につながると考えられています。いきなりではなく、徐々に身体を動かしていくことは、身体だけでなく心の準備にもなるでしょう。
■ウォーミングアップの方法

 体温の上昇が主な目的ですので、体温が上昇しないような内容ではウォーミングアップの効果は得ることは難しいです。しかし、過度の体温上昇はエネルギーの浪費(無駄遣い)にもなってしまいます。よって、ウォーミングアップのやりすぎはマイナスに影響することになってしまうことに注意が必要です。

 運動種目によってウォーミングアップの方法は様々ですが、持久性運動前には、ある程度強度の強い運動が効果的だと考えられます。その理由としては、運動前に筋内をある程度酸性にしておくとレース本番や本格的なトレーニングの時に筋肉が酸素を使いやすい状態になると報告されているからです。また、仕上げには専門的な動作を行うことによって神経伝達速度が向上し、本番での様々なシチュエーションに素早く対応できるようになります。長距離走の専門的な動作というと、速いランニングでしょう。

 ウォーミングアップにおいて、軽いジョギングだけではなく、徐徐にペースを上げるランニングをし、そのあとには流し(軽いダッシュ)をすることが長距離選手の間では定番となっていますが、理にかなっていると思います。このメニューを軸として自分流にアレンジしていくことがよりよいウォーミングアップへとつながり、よりよいパフォーマンスにもつながってくるでしょう。
備考
 ウォーミングアップの主な狙いは体温を上昇させることですので、本番まで時間があるときや寒い時などは、上昇した体温が低下しすぎないように、温かい服装を心がけたり、軽く動き続けたりしておくとよいでしょう。