心の縦糸とは、決して変わることのない普遍の真理です。
それに対して、心の横糸とは、時代に合った考え方を指します。
「おはよう」「ありがとう」「ごめんなさい」「はきものをそろえる」…挨拶や昔から受け継がれている所作は、心の軸を形成する言わば縦糸。
この縦糸と横糸とがしっかり織り込まれてこそ、一時の波風に煽られない心の布地ができるのです。
読書も同じです。
縦糸の読書と横糸の読書をゆっくりと噛みしめながら読み進めていく。
横糸にばかり頼った織り方をしてやいないか?
ふと立ち止まり、そんな風に問い掛けながら、自らを織っていきましょう。