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先日ARのダンシングドールを作ったので、
なんとかそこそこ走るARにしたいなと思い
ARの駆動について考察しました。謎は解けた!?
昨年の復帰当初はARをよく使ってたんですけど、
「ARは遅くて、ペラシャとピニオンがよく死ぬ」
という印象がずっとありました。
ここで超モブレーサーによる独学の解決方法なんですが、
ARの駆動が遅い原因は
①接触抵抗 と ②トルク抜け があると思うんです。
まずは接触抵抗の解決方法。
画像2枚目のフロントクラウン周りですが、
ARにはクラウンと軸受けの間にギヤ位置出し用の
変な突起があります。(赤丸部分)
こいつがあるとトルクは上がるんでしょうが、
接触抵抗が増えるし、フロントに遊びがないと
タイヤロック時にペラシャ死亡のリスクが増えるので
ニッパー等でちょん切って無くしてしまいます。
この突起が無いVSやS2のほうが速いしね。
で、タイヤ → 620 → 小ワッシャー2枚 → クラウン
これで小ワッシャーが効いて接触抵抗無く
ほどよいクラウンの位置出しになると思われます。
あと、ペラシャ先端の壁も接触抵抗の原因に
なりそうなので迷わずちょん切って無くします。
これでフロント周りはおしまい。
で、リアは タイヤ → 620 → 小ワッシャー1枚
→ スパーギヤ → 1.5㎜スペーサー → クラウン
こっちは特にシャーシはちょん切らなくてもよさそう。
小ワッシャーはスパーとシャーシの接触抵抗を回避します。
そして、カウンターギヤについては、
丸穴ベアリング → ベアリングスペーサー(向きに注意)
→ 小ワッシャー1枚
これで、カウンターギヤと外側の壁の接触を防止します。
あとは、フッ素コートでなくノーマルのギヤシャフトを使います。
というのもフッ素コートのシャフトは若干太いようで
カウンターとスパーの噛み合わせがキツくなって
接触抵抗が増えるような感じがします。
軸受けにガタが少ない620を使っているので、
噛み合わせ的にはノーマルのギヤシャフトのほうが
相性がよさそうです。
たったこれだけで、アトミ2では
自分のVS・S2と同等のスピードになりました。
ペラシャもそんなに死にそうな感じはしません。
・・・しかし、HD3ではむしろ遅くなりました(--;
発狂しながらその原因探究をしてみたのですが、
これはAR特有のトルク抜けのようです。
構造上、ARで一定の負荷がかかると
ギヤカバーの内側とモーターカバーを押し上げて
モーターピニオンとカウンターギアが離れてしまい
トルク抜けを起こしてしまうみたいです。
なのでこれを解決するために画像3枚目のように
まず、ギアカバーのツメにタミヤテープを巻いて
ギアカバーが持ち上がらないようにします。
次に、モーターカバーのツメにタミヤテープ、
そしてカバーとモーターの接触面に
2㎜厚のブレーキスポンジを挟むようにします。
やわらかい灰色がよいんではないかと。
これで、ダッシュ系モーターを使っても
カウンターとピニオンのトルク抜けが防止できます。
よくネット上ではARのシャーシ側にタミヤテープ等を
貼って、カウンターとピニオンの距離を離す方法が
紹介されてたりしますが、トルク抜けの原因になるので
やらないほうがよさそうです。
フッ素コートシャフトの代わりに
ノーマルのギヤシャフト使用すれば十分ではないかと。
・・・という調整をしたところ、
HD3でも自分のVSやS2と同等の速度になりました。
(JCJC換算だとだいたい3.4秒くらい)
ARはシャーシが固いので5レーンとの相性は悪そうですが
3レーンでお遊びマシンを作る分には電池交換等が楽なので
駆動の問題さえ解決できれば凄く良いシャーシ・・・
だと思います。
まあほとんどの方には当たり前レベルの話かも
しれないのですが、ネットには出てこないし、
独学で解明しようとするとこんなことでも一苦労です。
・・・というわけでARのゆとり駆動調整でした。
実走実験したのでそんなに的は外れてないと・・・思う。
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