|
左右独立バネピボ
それはロマンの塊…
自分の3レーン用、MSフレキ車には
フロントフルカウルステーを二枚重ねた
リジットタイプ(土台にAT機能つき)
その部分とアッセン交換できるものを
作りたかったのですが…
私のマシンの装備だと
既製品スラダンにしてもゴムピボットにしても
スペースにゆとりがなく
またフルカウルステーは強度を保たせながらの
加工が難しい。
じゃあどうするか?
バネピボットがあるじゃない…
実は一度は作ってみたかったのです。
ゴムリンピボットは確かに
ホエイルなどで注目され、私も使ってました。
素晴らしいアイデアでしばらくは重宝しました。
ただ使っていて難点があることもわかってきました。
ゴムリンのゴムって伸びやすい…
また劣化するとすぐ切れる為、
メンテナンスを小まめにしないと
ピボットがニュートラルに戻らなくなったりします。
でバネピボット。
これの魅力はまず
メカメカしいこと(えっ?そこ?
巧く作れれば見た目にもスマートにできます。
ただ問題も…
バネを受ける穴加工の手間がかかります。
細いプレートにバネ穴を開けるのは強度的にも
加工技術的にも問題がありますからね。
ではどうするか?
そう。
バネ穴を工夫するのです。
幅5mm、長さ7mm~8mmのバネを
そのサイズのままプレートに穴開けする必要は
ないというコロンブスの卵的な発想。
ましてや自分の目指すピボットの可動域は
少しだけでかまわない
(3レーン運用メインで
セクション飛び込みなどでの衝撃緩和のための
利用方法)
ので、バネ穴を
幅5mm、長さ4mm~5mmのバネ長さ半分程で
穴を開けるのです。
バネを半分程に縮めると、
穴を彫る大きさを減らしながら強度を保て、
かつ動きを少なくできる。
構想しながら構造をしばらく考えて、
まずはFRPでプロトタイプを作ります
可動させるフルカウルステーにバネ穴を開けたら
次は上下に挟むプレートの加工。実はここが一番難点。フルカウルステーを上下のプレートでサンドイッチするのですが(土台のAT基部、蓋となるプレート)、バネがロックするようにプレートに溝(5mm×4.5mm位)を彫る必要があります。
1.5mm厚プレートに1mmの深さの円筒形の穴を彫る。
(蓋、土台で1mmずつ、フルカウルステー2枚で3mmの合わせて5mmなため)
フライスとかボール盤なんかありませんので
私は限られた工具類で作成します。
リューターと小型のダイヤモンドカッターと
円柱ビットで彫りました。
キモはここの精度次第かと。
とりあえずフリーハンドでも
作用することがわかりました。
あとは実走行なんですが
中々ご時世で試走できていません。
早く試してみたい今日この頃であります
|
|
|
|
|