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すごい偉そうなタイトルですが、書いてあることは覚書みたいなものです。
両軸のミニ四駆は基本、駆動に関して特別何かすることはありません。
ワッシャーをカウンター軸に丁度良く追加するだとか、秘儀フローティング加工だとか、そんなことをやっている暇があったらブレーキの作り方を色々試している方が良いです。
しかし「特別なこと」をする必要は無くても「基本的なこと」はする必要はあります。
つっても、ザ・基本みたいな型のあるものではないので、基本といえども個人に差があるものです。
今回書いておくのは、今現在わたくしが両軸の駆動で基本として抑えているところ+基本っぽくないけどやっていることです。
参考にしていただければ幸いです。
・グリスを塗る
いきなり取扱説明書レベルですまん。
でもグリスはいりますよ。ギアっていうのはそういうもの。
グリスを塗る場合はギアの山に塗るだけでなく、シャーシとの接触面にもきちんと塗ってあげる必要があります。
特に両軸はギア自体が大きいので接触で発生する抵抗も大きくなってしまいます。
ぶっちゃけもう全体に薄く満遍なく塗っても良いくらいです。
・カウンターギアの中には520を入れる
両軸のカウンターはペラペラなので、内部を補強してやらないとすぐに軸がガバガバに劣化します。
POM520で頑張ったことが無いのでそれについてはなんとも言えませんが、ベア520とかわりと手に入るのでケチらず入れておきましょう。
脱脂? いらんいらん。
カウンターの軸はいかに滑るかではなく、いかに真っ直ぐを保っていられるかが大事なので脱脂して傷めることはないかと。
というかプラ部の摩耗の方が気になるのでベアリングだろうとなんだろうと軸にグリス塗ってしまいます。一応プラ部のみに塗っているつもりですが、まあ、広がってるだろうなぁ……
・カウンターギアは選別する
速度を伸ばしたいのであれば両軸のカウンターギアはホイールみたいに選別する必要があります。
というかホイールみたいにブレのある個体が二個に一個くらいの割合でわりと頻繁に出てきます。
異音がしてたらこれの可能性があり。
選別方法は簡単。中にベアリングと軸をはめた状態でシャーシに入れてから回しするだけ。左右両面チェックしてブレていなければOK。
たまーにスパーの方もブレているからそっちも気をつけた方がいいぞ。
・カウンターギアはならす
これは基本の外かもしれないこと。
両軸のピンクスパー系のカウンターギアは固く、初期状態ではピニオンとのかみ合わせがちょっとキツい……気がします。
これを解消するために、わざと真鍮ピニオンで回してある程度カウンターを削ってやります。
真鍮ピニオンはちゃんと別売りのものを使いましょう。トルクPROについてくる奴は山が細くて削りに向いてないんだ。
電池ワンセット分くらい回したら少し粉が出てると思うのでそれでOK。
ついでにスパーもならしておくとよりかみ合わせがよくなるぞ。
・青カウンターはできるだけ使わない
これも基本の外。
だってスパーが超固くて、カウンターが超脆いんだもの。
このカウンターは大径用とかそんなのではなく、純粋に速度とトルクを調整するだけのツールだと思いましょう。
スパーとカウンター間はならしておくと気持ち分だけ保ちはいいですが……それでもカウンターはもりもり折れるので常用には向いてません。
だって、高いし。カウンター。
・カウンター軸には中空2ミリ切り出しor別売りストレートシャフトを使う。
キット付属はブレブレだと最近知った。以後ストレートシャフトのお世話になっている。フッ素はどっちでもいいすぐはがれる。
応用として、中空2ミリペラシャを切り出してカウンター軸として使用する方法があります。
これであれば長さが調節できるので、MAなんかにぴったり入るシャフトを作ることができます。ストレートシャフトを使った時のあの左右のブレ、ちょっと気になりますしね。
究極の話、この中空切り出しシャフトのカウンターの520側に出る方をちょっと潰しておくと、シャーシに引っかかってシャフトの回転すら止める事が可能だぞ。
・ギアカバーは肉抜きしない
MAのギアカバーは正直重たいので肉抜きしたくなります。
ですが、そこでモーター上をがっつり肉抜きしてはいけません。
モーター上は肉抜きしやすいので抜いてしまいがちですが、ギアカバーの縦方向への強度がかなり下がります。
すると、駆動に負荷がかかった時にカウンターギアが盛り上がる量が増えてしまいます。トルクを気にしたい両軸なのでこの挙動は正直いただけないわけで。
こういうところまで考えると、手を出さない方が速さには貢献できます。
とは言っても少し邪魔なのは確かなので、ネジ穴の処くらいは切ってしまいますが。要するに強度を保っていれば問題ないので、そういう抜き方をしてあげればOK。
あと電池を覆う部分はわりと削れるぞ。電池の一番上くらいを覆っていれば外れることはない。
・ピニオンは紫を使う
ここまで手間暇かかっているので、カーボン使ってカウンターが死ぬより紫ピニオン使ってそっち死ぬ方が良いです。経済的です。
でも勝負どころでピニオンがかけるとしゃれにならん速度ダウンが発生するので、公式なんかはカーボンですね。
ピニオンの位置はフロント側はカウンターギアの近くまで行けばいいですが、リア側は少し隙間をあけておきましょう。モーターシャフトはリア側に動くことがあるので、その動く分だけの隙間を計算してピニオンを入れておかないと接触してロスが出るよ。
というところでしょうか。ドライブシャフト~はどのシャーシにも言えることなので割愛。
もちろんこれは立体での話なので、フラットはまたさらに詰めていく必要があると思います。
書き忘れとかあるきがしますが以上。わたくしが基本やっていることでした。 |
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