ウェブサイトは多言語で構成されており、サービスは全て無料で利用できる。Ajaxと呼ばれる技術が用いられており、YouTubeを利用するにはJavaScriptを有効にする必要がある。
Web 2.0の代表的なサイトの1つとされる。SNSに分類されるのは、動画や利用者にコメントを付けられるためである。アップロードできるのは動画ファイルのみで、音声ファイルなどはそのままではアップロードできない。
YouTubeの流行はインターネット上に多くの有名人を生み出してきた。創り上げたビデオから人気者となった人々は彼らの住まう国々で相応の評判を呼び、場合によっては世界中の注目を集めてきた。2010年1月21日現在、最もチャンネル登録者数の多いYouTubeメンバーはnigahigaである(182万人を超える)。幾人かのユーザーにとってインターネット上の名声は思いがけない成り行きを生み出し時には伝統的なメディアや主流の娯楽産業と関わりを持たせることになった。コネチカット出身で元(レストランの)受付係ブルック・ブローダック(Brookers)は2006年6月にNBCのカーソン・デイリーに求められて18か月の育成契約を結び、YouTubeから主流メディアに躍り出た最初期の例となった。また一方で架空のブログであることが暴露された「ロンリーガールフィフティーン」は、現在ではニュージーランドの女優ジェシカ・ローズと数名の映像制作者たちの創作物として有名である。2007年にはオランダのヴォーカリスト、ソングライターであるエスメー・デンタース(esmeedenters)がYouTubeでの出演活動をきっかけに音楽プロデューサーのビリー・マンとレコーディング契約を結んだ。2007年1月31日、FOXテレビはリサ・ドノヴァン(LisaNova)がスケッチ・コメディ・ショウ『MADtv』のシーズン12でキャストの一員として加わると発表した。テラ・ナオミ(terranaomi)は四大レコード・レーベルのひとつであるユニヴァーサル・ミュージック・グループの一部門、アイランド・レコードと契約している。(映画の1シーンを)再演する人気ヴィデオ・シリーズで知られているブランドン・ハーデスティ(ArtieTSMITW)は現在米国中に放送されているGEICOのテレビ・コマーシャルに登場しているが、これには主に彼のヴィデオ"Strange Faces and Noises I Can Make III"からの抜粋が使われている。イザベラ・ブレイヴ(ysabellabrave, ysabellabravetalk)は2007年6月3日付の2つのビデオで同日ロスアンジェルス・タイムスが載せた彼女の特集記事について語り自身がメジャー・レコード・レーベルのひとつ、ワーナー・ミュージック・グループ傘下のコードレス・レコードと契約したことを公表した。
バンドとミュージック・プロモーション
YouTubeはバンドと彼らの音楽活動を宣伝する場としても活用されてきている。一例を挙げると、メンバーが足踏みを続けるOK GOのヴィデオ"Here It Goes Again"は曲のラジオでの大当たりや『MTVビデオ・ミュージック・アワード』でのバンド演奏などへと続く転機のきっかけとなった。同様にシック・パピーズの曲が添えられた「フリー・ハグズ・キャンペーン」のビデオは公開されるなりバンドとキャンペーン両方に成功をもたらし、世界各地で新たなキャンペーンが巻き起こる結果を呼んだ。このヴィデオの主な登場人物であるホアン・マンもまた名声を得ることとなり地元オーストラリアで数々のニュース番組からインタビューを受け、米国『オプラ・ウィンフリー・ショー』への出演まで果たした。