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食の安全と放射能測定所フォーラム

温度ドリフト対策テスト準備
日付
2015年05月04日(月) 21時13分
シンチ計測で完全に温度ドリフトを抑え込むことはできない。

そもそも、シンチ結晶の発光効率が温度に依存する。
・幸い、CsI系の場合、常温付近では比較的なだらか、しかしゼロではない。

現実的に問題になるのは、むしろ受光系、そして検出回路の温度依存性だろう。

受光系でも、MPPCなどアバランシェ現象を使う素子は、非常に温度に敏感だ(推奨バイアスのかけ方もデータシートにある)。もちろん、その通りに補正しても完全にリニアになるわけではない。PDは比較的温度変化に鈍感と思うけれど、多少は影響をうけるだろう。

PD受光の場合、極端に信号増幅しないといけない。今度はそこで、とくに初段のFETの温度依存特性、また、PDの漏れ電流など・・・ここが一番大きく温度ドリフトに影響しそうだ。

とりあえず、どれくらいずれるのか、バイアスによって多少は軽減できるのか、テストしてみます。

そのために必要な道具がだいたい出来上がり。
初段部分を3通りつくってみました。半田付け工程までは完了。すこし寝かせておいて、コネクタを加工すれば準備OK。

あと、アンプや電源も、少しガタが来ているのでこの際、新調。
あとは、温度計も完備して、と。

とりあえず、室温と冷蔵庫で比べて見ましょう。いまのところ、室温が25度前後、冷蔵庫はいまはかってますが、10度前後じゃないかな。さて、どういう結果がでることやら。

蛍 袋夫
結構微妙な結果で頭イタイ・・・

回路以上にまず素子の個体差があるような・・・
ということで、組立方法も検討課題に入れないとだめだこりゃ。

同一素子でテストして、やっと回路の癖が見えてくる感じね。

比較的温度ドリフトに強い回路ってのもありそうだけれど、25度を超えたあたりからやはり影響がでてくるね。8度ー20度くらいならかなり良い線で出力は安定(ノイズは温度が上がると増えていく)・・て組合せは確かにあるけれど、これでもより高温レンジは厳しい感じ。
蛍 袋夫
2015年05月16日(土) 19時22分
ほお、あの形式よりもこの方式の方が明らかに温度ドリフトに耐性がありそうだ・・ということでお蔵にいれていた方式復活。
温度変化に比較的強かったのか・・(最高性能は出ないけれど性能低下の程度はそれ程酷くない。ドリフトが小さいメリットの方が大きそうだ)
蛍 袋夫
2015年05月26日(火) 22時22分
ということは、センサ工法をあれにしたうえで、回路をこれにすれば比較的良い感じ?!
蛍 袋夫
2015年05月26日(火) 22時23分
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