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仕組みは簡単。故に、奥深いGIFアニメの世界
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GIFでここまでできるのかと思わされる。キャラクターのしぐさ。
ブログには背景舞台の同アニメがみれます。
ドットでここまで出来るんだ。と思い知らされます。
GIFは256色と透明色です。フルカラーの1677万色には遠く及びません。
アニメの仕組みもパラパラマンガと同様で非常にシンプル。
しかし、このアニメを見ると底知れない奥深さを感じ取ってもらえたと思います。
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GIFの色について
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GIFの仕様は256色と透明色です。ですが使える色は違います。
使える色数は215色
一色は透明カラーとして使うため255色になります。
次にmacでもwinでも見れる共通の色でなければなりません。
そのため、実質使える色数は216(215)色となります。
これを考慮しない場合は256(225)色使うことができます。
配色について
RGB色相とHSL色相が良く見られると思います。
理由は多々あるのですが、これらはとても色が選びにくい。
かっこいい配色をしようにもスライダーと数値しかありません。
色をイメージで直感的に選ぶには
配色イメージチャートが最も実用的です。
これはデザインの分野だととてもありがたい代物です。
大体のイメージをここから拾って色に置き換え、最後は自分の感覚で微調整します。
これで色選び(配色)に困ることは減ると思われます。
色味について
配色が決まっても影は自分で色を選ばなくてはならないことが多いです。
影は補色を少々混ぜます。どうやって補色を選ぶのかは後述します。
補色とは色相上において選択した色の向かいにある色です。
赤なら緑、青なら橙、黄なら紫といった具合です。
真っ向から補色をぶつける方法もありますが実際は少しずらしたり、
反映色などが作用して完全な補色を選ぶことは少ないです。
最後はこれだ! という色がふさわしい色味といえます。
数字や理論はそこへ到達する手段にすぎません。過信は禁物です。
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ソフトについて
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GIFアニメに求められる機能とは
・215色を的確に選べること。
・色のグラデーションを作りやすいこと
・ドット絵が描きやすいこと
・GIFアニメに対応してること
これらをすべて網羅しているソフトはありません。
ドットを描くツールGraphicsGaleかEDGEになるでしょう。
問題は215色を的確に選ぶ方法です。私はPhotoshopをお勧めします。
(後ほど画像を用意します)
私の分かる範囲でフォトショのバージョンCS以降で
タブ[ウィンドウ]>カラーを選択。
右上の×の下にカラーパネルの設定が開けるアイコンがあります。クリック。
Webカラースライダー、RGBスペクトル、Webカラーセーフランプを作成を選びます。
これで215色を選べるようになりました。
より直感的な色を選べるようになるように
プラグインを導入するのも良いと思います。
ほかにもいくつか
紹介されています。
ブラシは鉛筆にします。ブラシはアンチエイリアスで描写してしまうからです。
すでに色を決めて置き換えたい場合は選択範囲>色域指定を使います。
スウォッチ(色パレット)もweb色相にすることで216色表示できます。
それぞれの設定の説明です。
webカラースライダー
webで使える色味しかスライダーで選べなくする設定です。
web素材を製作する際に使われます。これで色数を216色に制限します。
配色イメージチャートを使う場合は設定をRGBスライダーで数値入力してください。
RGBスペクトル
色を構成する3つの柱を赤、緑、青とします。
光によって投影されるモニタ、プロジェクターはRGBカラーを設定します。
紙に出力するときはCMYK(シアン、マゼンタ、イエロー、ブラック)です。
webカラーセーフランプ作成
万が一、webで使えない色を選択した場合(カラーサークルで選んだ色)
それがwebで使えるか使えないかを判断し警告。修正できます。
カラーウィンドウにアイコンが出るのですぐに分かると思います。
スウォッチ
フォトショップにおける色パレットのことですが、99%使いません。
今回は256(216)色と少ないので、色見本としてスウォッチを設定しました。