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FM-Aの試走をしながら小細工、小細工…
FM車のメリットを活かした走りを目指して…
でもFM車のメリットとはなんなんでしょうか?
整理してみました。備忘録がてら。
実車であれば、後輪駆動車のが坂道を上る際に
リヤにトラクションが架かる為、
前輪駆動車より有利とされますが
ミニ四駆はそうとも言えません…
以下の二点が原因かと。
①重量バランス
立体ミニ四駆の駆動において重要なのは
そのマシンの重量バランス…
ローラーを設置したり、マスダンおいたり、
ブレーキ付けたりと…どうしてもリヤ側に
オーバーハングが長く、重くなりやすい。
つまり、リヤに対してフロントにトラクションが
架かりにくくなります。
バンクなどの登りでは前側のトラクションが
かからないとリヤ頼みとなりますが…
2輪より4輪で「仕事」した方が
効率良い理由でして…
ミニ四駆においてリヤモーター車のが登りが強くなる…
という理由にならないのが
この辺りに起因します。
FM車であればフロントにモーターがある為、
リヤにマス(重量)が集中せずにすむのが
メリットです。前後にバランス良く
トラクションが架かりやすい
という訳です。
②前後トルクの強さの違い
リヤモーター車の前側のトルクが
後側のトルクより架かりにくいのは
回転しているタイヤに触れてみれば
その差が分かると思います。
構造的にも理論的にもミニ四駆は
パワーソースに近いほどトルクが強くなります。
モーター→ピニオン→カウンター
→スパー(シャフトからタイヤ)
→クラウン
→プロペラシャフト
→クラウン(シャフトからタイヤ)
とモーターに近い所の力が強くなるのは
周知の通り。
片軸車はペラを抜いて走らせてみると
前後のトラクションから来る挙動の違いが
シャーシによって異なるということが分かります。
FMは前側のトルクがRM車のそれより強い為
登りでは前でも引っ張る力があります。
つまり4輪効率よく路面にパワーが伝わります。
①②の理由でFMはバンクに強いのです。
これはFMならではの特長です。
えっ?
マスダンや提灯などで重量バランス変えられる?
変えられますが、その分デッドウェイト増えますよね。
素の状態でバランス良ければ必要な分の
ウェイトで済みますよね…
一次世代はクリムゾンG(初代FM)が
発売されたときにセッティングウェイトの意味を
「GO!GO!ミニ四ファイター」で学びました…
ゼロシャーシは速くて軽いが
ウェイトをフロントに付けないと安定しない
→素のFM車なら既に重量バランスが優れていて余計なウェイトを付けずに済む=軽量化となる訳です
まあ初代FMを速くするのは一筋縄ではいきませんが…
えっ?
実際、立体ミニ四駆は
MSフレキが結局無双じゃね?
確かに両軸車は前後のトルクバランスに
優れますが、リヤ偏重の装備は
ミニ四駆である以上避けられません。
そうなるとやはりフロントよりも
リヤにトラクションがかかるので
RM車よりは前よりのリヤ荷重…
前側のトラクションの架かりやすさは
フル装備の立体ミニ四駆ならば
おそらくRM<MS<FMとなるでしょう。
MSフレキが強いのは
路面追従性と柔軟性(復帰性)なのであります。
シャーシ自体で対策できることが
最大の特長でしょうね。
つまり、FM車でフレキの良さを取り込めれば
強いマシンに仕上がる可能性は高いと感じます。
皆さんFM-A楽しいですよというお話でした。
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