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写真は2015/10/03当時の非公式wikiでの解説である~
読めばわかるがひどい言われようだ。効率が悪いだのとっさの対応が取れないだのキャラバンのほうがいいだの――そして実際にそのとおりなのである。
しかしこれだけで鋳貨を役立たずと断じてしまうのは伊佐坂早計である。生産の本当の価値―それは都市同士での生産力の融通にある。生産力を鋳貨に変換すれば、その金で好きな都市の生産を加速させることができる、というものだ
ただし外交官、戦士等ユニットを介しての融通による効率には勝てない、と思っている人が多いだろう。実際、ユニットや不思議建設には生産は適さない。キャラバンを早く作りたければ外交官が適しているし、不思議がほしければキャラバンや外交官を作ればいい。建築物でようやく同等の変換効率となる
ここで追い打ちをかけるのが生産力に対しての交易の値のインフレが激しいことだ。ある都市で市場をいち早く完成させたいからと言ってを生産する人はいない。1ターンも待てば購入代金がたまるからだ。生産力がユニット維持力としてではなく生産するためのものとして扱われる時期は、せいぜい交易路を各都市に2本結ぶまでなのだ。
そこまでで大多数の人が作る建築物と言えば図書館しかない。つまり生産が役立つ可能性があるのは図書館を建てるときのみである。それでも、最終的な効率としては各都市で一斉に図書館を作って逐一購入していくのが一番いい。変換手段としては優れていても、そもそも変換しないほうが効率は上だ。
ただし最初に完成する図書館は一斉生産よりも、各都市から、もしくはユニットでの変換による補助が入るこちらのほうが早い。ここがミソだ。おそらく君主制取得に限ればこちらの手法が早い、はず。君主制による国力強化は大きいので、結果としてこっちのほうが優れている、と考えることもできる。
ただ、どれだけの都市を変換用として生産なりさせるのが一番いいのかは分からない。私は三都市で図書館、他の都市でとしているが別に根拠はない
ここまでの前提があってもまだもう一つ壁がある。ユニットでの変換と同等、であって勝っているわけではない、だから防衛的にも戦士なり外交官なりで生産しておく方がよいのではないか、という理屈だ。しかし実はわずかに効率では生産は勝っており、防衛面でも鋳貨生産にはある程度のメリットが存在するのだ。ようやく本題に入れる
鋳貨では生産力を各ターンそのまま金銭に変換する。しかし、例えば戦士では、生産力が10おきにしか変換できない。この違いは次の例で考えるとわかりやすい。生産力が計15あったとしよう。生産では金15=7.5シールドの変換が可能だ。だが戦士は一体しかできておらず、5シールドの変換しかできない。所詮端数、と思うなかれ。生産変換による補助は複数の都市で行うからだ。六つの都市で補助しているなら、上記の例では金90と戦士6体、という差になり、計15シールドもの差が生じることになる。
防衛面についてだが、どうせこの時期では仮に攻められたとしてもすべての都市でユニットや城壁の購入など不可能なので、生産力の蓄積なしによるペナルティはあまり関係ない。むしろ、まとまった金銭を持っていれば兵舎がある都市で弓兵を買うことができるかもしれない。全く防御の役に立たないわけでもないのだ
ここまで読めば、生産って案外強いんじゃないかと思われたかもしれない。しかし、煩雑な手順が増えるので私のようにこれをするのに気を取られて植民地への開拓者生産を忘れる…とかいうことをしないようにしたい。どうせそんなに変わらんし
さあ、君も今から鋳貨マスターだ! |
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