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| 【上原ひろみ×辻井伸行】:ピアニスト!演奏表現&感動の所在。 |
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アルゲリッチに感じた指先の技巧を思い出しながら、
画面に大きく映し出される上原さんの指先に注目すると、
手首・肘・肩にも音に合わせるかのように適時に力が分散され、
音の刻みや残響音の有無等細かい技術(技巧)には再度驚嘆。
フリー・ジャズでないピアニスト表現に於ける力強い圧倒感は、
古今の映像を見渡す限り上原さん以外には殆ど記憶がなく、
共演者が語る世界の10指に入るピアニストとの評価も、
社交辞令や大袈裟な感想ではないと感じる。
多人数デジタルな方向性(フュージョン系)よりも、
今回放送されたアナログな方向性(ソロ&トリオ)が、
強弱や振幅を自由自在に操る技術表現に秀でた、
“上原ひろみさんの今”には相応しいと感じた。
来年はN響との共演で基本伴奏の上を自由自在に飛び回る上原さんの、
チャイコフスキーのピアノ・コンチェルト第1番を聴いて見たいと思うのは、
私の幼稚な妄想だろうか?
*N響は過去にも東京JAZZではマーカス・ミラー等との共演が実現。
http://blog.goo.ne.jp/mimifuku_act08/e/fd6738996464a5100ce9f89dff8fb605 |
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