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| ロジェストヴェンスキー ショスタコーヴィチ/交響曲第8番 |
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この8番、1943年の作品、いわゆるショスタコーヴィチの戦争3部作の一つであり、第1楽章から重々しく、戦争の悲劇を重厚に展開している。ロジェストヴェンスキーも、この曲に思い入れがある模様で、献身的な仕上がりのショスタコーヴィチである。第2楽章は自爆的であり、ショスタコーヴィチのアイロニーは感じずに、ショスタコーヴィチが心底、戦争に心を痛めていることを知る世界である。第3楽章も、ショスタコーヴィチの戦争への怒りを感じるものがあり、第4楽章も重く、壮絶である。フィナーレ、鼻歌交じりに展開するところは、一種のアイロニーであり、このショスタコーヴィチの8番、2006年以降5年ほどFMライヴによる放送がなく、今年の4月以来、ネルソンス、ゲルギエフと続いており、震災、原発事故の混乱による日本を象徴するような曲であり、ロジェストヴェンスキーの指揮に、心底感銘を受けた、素晴らしかった。http://ameblo.jp/classicaircheck/entry-11037120936.html |
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