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ストレッチ
■ストレッチの方法

 ストレッチには、バリスティックストレッチ、スタティックストレッチ、PNF、ダイナミックストレッチの4種類があります。
バリスティックストレッチは、反動や勢いをつけて筋や腱を引き伸ばして関節の可動域を広げます。しかし、反動や勢いによって急激に筋が引き伸ばされると、伸張反射(急激に引き伸ばされた筋肉をもとに元に戻そうとする防衛反応のこと)が起こり、逆に筋が縮むような可能性があったり、筋や腱が損傷するリスクもあることから、利用を疑問視する声もありますが、うまく使えば可動域を大きく広げることができるとされています。
スタティック(静的)ストレッチは、反動をつけずにゆっくりと限界付近まで筋や腱を引き伸ばしていき、その状態で一定時間保持します。安全で容易に行えるこのストレッチングは日常的に多く取り入れられており、なじみ深いものでしょう。
PNF(固有受容性神経筋促通法)とは、関節の可動域の限界付近で、パートナーに抵抗をかけてもらい、その抵抗に反発するように、伸ばそうとしている筋の力を発揮し、力を抜いた後、スタティックストレッチングを行う方法が代表的ですが、このストレッチングの方法は多種多様です。柔軟性を高める方法として非常に有効的な手段ですが、パートナーに技量が求められますので、非常に難易度の高いストレッチングでもあります。
ダイナミック(動的)ストレッチングは、歩行やジョギングをしながら、伸ばそうとしている筋肉の反対側にある筋肉を意識的に収縮させ、関節の曲げ伸ばしや回旋などを行い、筋や腱を引き伸ばします。自己が行う運動形態に合わせて様々な方法で実施することが可能です。
■ストレッチの効果

 主な効果としては、関節の可動域を広げること、すなわち柔軟性を高めることや、血流を良くすることですが、これらの効果によってさらに副次的な効果が期待できます。

運動前にストレッチングを行うことで、その運動に必要とされる関節の可動域の獲得につながり、運動中のケガの予防につながり、パフォーマンスの向上にもつながります。
運動後のストレッチングには、疲労して硬くなった筋肉を元の状態に戻すように作用し、疲労を軽減する効果が期待できます。
また、ストレッチングには、身体をゆるめてリラックスさせる効果に加え、副交感神経の機能を高める効果もあり、心もリラックスさせることにもつながります。よって、ストレッチングには、身体と心をリラックスさせる効果があると言えます。
さらに、ストレッチングによって筋が引き伸ばされることで、筋の細胞内では筋の成長を促す信号が出されるので、筋を肥大させようとする流れになります。筋を肥大させるまでいかなくとも、筋の委縮を抑えるには充分な期待ができるでしょう。よって、故障した人が積極的にストレッチングを行うことは、筋肉の緊張を取り除きケガの回復を促すだけでなく、筋の委縮を抑えてることができるということです。

このように、ストレッチングには様々な効果と活用方法があります。
備考