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神林長平:狐と踊れ 再読。再々読かな?
新版と銘打たれているこの短編集は、1981年版から一篇「敵は海賊」を削除し、現在どこにも収録されていない4篇を加えたモノでそうです。
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初めてSFマガジンに掲載された神林の懸賞応募作品「狐と踊れ」は、当時はもちろん、今もって腑に落ちない。
しかし、新たに収録された海の近くの砂丘が舞台である
「落砂」を読むと
以前には気づかなかったが
中学生の息子が「行方不明になった」
という表現があった。
神林は新潟県の出身で
1984年に発表されたのであるから
今で言う「拉致」のハナシが耳に入っていたのだろう。
私のような年寄りにも
新たな発見と解決されない疑問が残った読書でした。
さて、
新年、
私の魂にも平和が在りますように、自分で祈ることにしましょう。 |
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