SNSランキング   リアルタイム更新情報   新しいSNSを作成(無料)

オンライン個別指導 前塾

19→続き
日付
2017年04月29日(土) 01時02分
このサイト、なんか昔よりページ遷移重ない?

それはそうと、即席で書いてるので結構色んな法則無視してる描写があったりなかったり(即興小説トレーニングに行けとは内なる自分の言)。3ヶ月で新作書いてる小説家の頭ってどうなってんだろう?
1週間も経つと前回の描写が邪魔をする。おまけに視点がブレる。気分で書いてるので気にしないが微妙な気分。
――――――――――――――――――――――

 少女の瞳は宵の空を思わせる濃紫で、煤けた金色の髪は肩口に届く程度。首筋には玉の汗が浮かび、泣き腫らした赤ら顔がこちらを怯えながらに窺っていた。
「……大丈夫か」
 少女は応えを示さない。ただこちらを見つめるばかりだ。
「おい、怪我はないか」
 そこまで聞いてもしやと思い当たる。
「耳、聴こえないのか?」
 耳に指を当て、ジェスチャーで尋ねると少女は驚愕の表情を浮かべた。
 おそらくは、あの争いの最中に聴力を失ったのだろう。今しがた気づいたとばかりに、嗚咽が響く。自分の声の不自然さすら考えが及ばないほど、絶望に塗れていたのか。
 泣くことにも疲労を覚えたのか、しばらく経って泣き止んだ少女は、思い出したようにこちらを見た。ずっといたのかと尋ねるようでもあった。
 この広い場所でたったひとりの生き残りである。この世界のことを知らなければどうしようもない以上、重要な情報源を逃すわけにもいかない。それが一切合切を失った者で、あまつさえ小さな子供の姿をしていれば尚更だ。
「そろそろ離れるぞ」
 赤黒く染まる大地に温く血腥い風。およそ考えうる地獄そのものな場所にいたら気が触れかねない。
 そう考えて手招きをするが、少女は立ち上がらない。
 ……と、少女が手を伸ばした。
「ん? ああ、立ち上がれない……のか?」
 骨折でもしているのかと思ったが、体を労わる様子や痛がっている雰囲気もない。消耗で鎧が持ち上がらないのかもしれない。
 刺激しないように少しずつ近づき、その手を取った。華奢で薄く、しかしながらいくつか血豆ができていた。
 次いで、鎧を調べる。少女の体型に合わせられてはいるが、その鎧は十分以上に重い。これでは移動を補助するにも難しく、無用な重装は捨てていかねばなるまい。
「悪いが、これ、取るからな」
 通じているのかいないのか、抵抗をする気配もない。厄介な重量感に難儀しながらも鎧を脱がすことに成功する。
 軽くなった我が身に気分も和らいだのか、憔悴と絶望に打ちひしがれていた表情に光が灯された。
 表層を取り払った少女は麻のシャツにショートパンツという心もとない格好をしていた。気候上まだ活動できる範疇にはあるものの、夜間を思えば気楽になれない。
 そして、驚くべきはその背部に残されている二つの歪な瘤と、シャツにこびり着いた血痕だった。シャツは瘤が見えるような位置にスリットがあり、興味を引く。
 ただ、あまり気にかけるべきことではないような気がした。そもそもこんなもの尋ねることもできなければ触れるわけにもいかないだろう。まして見るなど拒絶だけでは済まないはず。
 見たものを忘れることにして、目的地を見やる。
「まずは、人がいる場所を探さないとな……」
 地平線まで死屍累々と横たわる死体を見る限り望み薄だが、それでもまだ希望が閉ざされたわけではない。決意を新たに、山の傾斜に沿ってゆっくりと進むことにした。
 平原と違ってあちこちに植物が茂り、健やかな生命の気配を覚える。虫が集まる毒気のなさそうな草花をいくつか拝借しつつ途中で休憩を挟み、高台に至る頃には夕方を過ぎて辺りが闇が落ち始めていた。
 山を挟んで向こう側に、少し遠いながらも念願の人里が明かりを放っていた。
 急げば完全に日が暮れる前に着くだろうが、無理をするわけにはいかない。まだこの世界にやってきて一日目なのだ。そしてこの子も少なくともこんな行軍をするような生活を送っていなかったのだろう。疲労困憊といった様子でこちらに寄りかかっていた。
 低いとは言っても山は山である。普段から体を動かしていても実際に登るのはかなり堪える。明日には筋肉痛だろう。
 登山中に採取した蔓と枯れ木や枯れ草を駆使して、開けた場所に火を焚いた。学生時代に課外活動に勤しんだ甲斐があったというものだ。
 今のところ、獣らしい獣には出会っておらず、気配も感じられなかったが、警戒し過ぎて損をするわけでもない。
 ありったけ集めてきた枯れ草で簡素な寝床を作り、睡魔に襲われていた少女を寝かせると、火の番に就いた。
「おやすみ」
 名前を呼ぼうとして、今日一日、終ぞ名を尋ねることもなかったことに気付いた。
「明日訊こうか」
 あまりにも酷い環境にあって生き延び、隣で安堵の表情を浮かべて眠る小さな姿に目を細める。
 自分自身、わけもわからず混濁した記憶のままに死が蟠る戦場の跡地に居たわけだが、彼女は彼女自分があの場に居た理由を知っているのだろうか。
 仕草や様子を見る限りでは無理やり連れてこられたと推定できる割に、兵士達に身命を賭して守られていたのが気にかかる。
 背中にある瘤にしたってそうだ。元々あった何かを引きちぎったような、そんな痕にも見える。シャツにおあつらえ向きの切れ込みが走っていたことも相まって、何か、彼女が本来持っていたものを奪われたようなフシすら覚える。
 さりとて今知るべきことはこの世界の現状と、自分と彼女とで生きていけるかという部分であるため、必要に迫られない限り訊くことはないだろう。無用な厄介事に首を突っ込んでなどいられない。
 その後も考えを巡らせながら火の具合を調整して長らく。夜も白み始めた頃には、強烈な眠気に寝落ちかけていた。
「……んあ?」
 気付けば日差しも高く、気温もそれなりに上がっていた。
 焚いていた炎は既に消えており、傍らにはこちらを見つめる瞳がある。無表情を相手に心情を読み取れるほど他人の機微に富んでいるわけでもないが、どうやら心配されていたようだ。
「ああ、すまない、大丈夫だ」
 つぶさに辺りを確認し、危険がないことを確かめた。
 夜に望んだ方角を思い出し、もう一度行き先を見据える。村落と思しき建物の群れはしっかとそこにあった。
 立ち上がると、腹が鳴った。隣からだ。
「……まあ、仕方ないよな」
 多少の草花こそ口にしたが、碌な食事はとっていない。急ぎつつも、体力を削がないよう移動することにした。

――――――――――――――――――――――
ヒロインの設定は考えたけど名前を決めていない。主人公はそもそもなんの設定も持ってない。
世界の背景は最低限作ったので適当に進めるうちに思いつくだろう。日記の合間にちょくちょくと。
ノリタマ(復帰←仮) (208)
3行で頼む・・・
(お) (38)
2017年05月28日(日) 02時39分
>(お)
実験的なファンタジー
堅苦しい文体で過酷な環境
救いを書くつもりはない

って思ってたんだけど本業が忙しくて自分も救いがない
あと他に人いないのかなーとも
ノリタマ(復帰←仮) (208)
2017年05月29日(月) 20時29分
1