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ロギア
正面は帝国軍が布陣している。
わたしたちは帝国の後ろを挟み撃ちしようとする部隊の抑止力だ
(騎士団や傭兵の多い隊に作戦を伝え、出陣し)

エルシャード
わかりました
（相手の言葉に頷きながらも、騎士団の皆を守るために頑張ろうと思っていて）

ロギア
出陣だ！
(作戦通り西側へと待機をし、やがて帝国軍と敵国が戦闘を始め)
あと数分もすればここにも敵陣が来るだろうな。
エルシャード…最後は自分の命を大切にしてくれ。
(不利な状況になれば最期まで戦うことより生き延びることを優先してほしいと思っており)

エルシャード
（待機していきながら、相手の言葉に頷いて）
団長もですよ
団長を置いて逃げることはできません

ロギア
ああ、命を優先にしよう。
(相手の言葉にニコッと微笑み、頷いて)
陣形を崩さず臨戦態勢に入れ！
(敵の軍が一部こちら側に向かって行ってるのを確認し)

エルシャード
はい！
（相手の言葉に頷いて、準備をして応戦へ向かって）

ロギア
ッ！
…深追いはするな！
陣形維持を優先！
(敵軍を切り伏せながら指示を出していき)

敵国の兵
うぉぉぉっ！！！
(死を覚悟した兵士たちは気迫があり、エルシャードやロギアたちに襲い掛かり)

エルシャード
（相手の指示に頷きながら、襲い掛かる敵国の兵を切り伏せながら、深追いはせず、懸命にメンバーを守っていくように戦っていって）

ロギア
(陣形を保ちつつ仲間同士でフォローし合えているのを見れば安心をし)
！…全軍！道を開けろ！
(死傷者がほとんど出ていないことを安心したが、敵国から一際強い気配のする鎧を着た騎士を見つけると、自分と対峙するように指示をし)

敵国の騎士
ロギア・ヴァン・アルトリア！
戦いの女神に愛されると言う貴様の実力を見せてもらおう！
(騎乗したまま槍を構え)

エルシャード
（相手の指示に道をあけるが、相手との一騎打ちを申し込んでくる敵国の騎士に少し不安があり、相手のことだから大丈夫だと思うも何かあったら、という心配があって）

ロギア
大丈夫だエルシャード。
(不安そうな相手に小さく一声かけて)
戦争において一対一で指名をするとは…
(昔はよく行われてはいたが、余程昇進を夢見ているのかはなまた無謀な人間なのかと思いながら、相手に合わせて槍を持ち)
さぁかかって来い。

敵国の騎士
舐めるな小僧！！！
お前の首級を挙げて形成逆転をしてやる！
(槍を構えながら馬で突進して来て、かなりの速さで槍を突き)
グッ！ガァッ……
(ロギアとすれ違う形になるも、頭と胴体がロギアの槍によって離れると落馬をし)

トキ
ひぇぇ
団長の槍ってなんであんなに正確なんだろうな。
(鎧の隙間を狙った槍捌きに若干引いており)

エルシャード
（相手の鎧の隙間を的確に貫く槍さばきに驚きながらも、やっぱりすごい、と感心していて）

ロギア
……ふぅ
さぁ、他にいるか？
(敵陣に向けて声をかけるも、実力のある騎手がいとも簡単に敗れて戦意がなくなってきており)

エルシャード
（周囲への警戒を怠ることもなく、ただ、できればこの争いがはやく終結することを願っていて）

ロギア
今日のところは終わり…かな？
(敵陣が撤退していく様子を眺めながら、帝国側も問題なく初日は勝利しただろうと考え、渓谷を通り抜ける風を感じながら夕陽が沈みかけているのを眺めており)

トキ
いやぁ
流石団長
剣以外にも槍や弓も上手いなんて、多芸だなぁ
(労うようにロギアの肩をバシバシと叩き)

エルシャード
（夜間の警戒も怠れない状況だから交代制でのものになるだろうと思っていて）

ロギア
(陣営につくと馬から降りて)
エルシャードお疲れ様。
警備は交代で行うから今は休むといい。
(いくつかテントが建てられており)

エルシャード
（相手の言葉に目を細め、頷いて）
団長も、無理せずに適宜休んでくださいね

ロギア
ああ、ありがとう。
(頷き、各自割り振られたテントに入るも、自分より先にテントの簡易的な椅子に座る相手を見つめ)
……父上

ベリウス
ロギア、遅かったな。
(椅子から立ち上がりロギアの前に立つと、身長の関係からロギアを身起こす形になり)
…敵兵と一対一で対決したらしいな。
(藍色の髪はロギアと同じであり、強いαの血の影響か年齢は50近いはずだが、20～30代にしか見えず)

エルシャード
（たまたまエルシャードが割り振られたテントは相手のすぐ横で、戦いで疲弊していないだろうかとか考えていて）